インド女性の手首にじゃらじゃらと着いているブレスレット。

色とりどりのそれはオンナ心をくすぐります。

 

この細いブレスレットはガラス製で乱暴に扱うと割れてしまうこともあるそう。

私もじゃらじゃらさせたくて、マーケットで物色しました。

 

が。

 

手首までも入らない。

 

あの、指の付け根あるじゃないですか。4本の指の付け根の骨が集結するところ。

あそこでもーアカンのですわ。

 

お店のおにーちゃんが次から次へと、コレはどうだ、これは?と出してくれるのだが、ことごとく入らない。

しまいには、おにーちゃんも諦めて呆れていた。『なんて太い手首なんだ!』

 

インド人って全体に骨の細い人種なんだと思う。笑

 

この事件?で前々から薄々感じていて、でも何となく認めたくなかった事実、「私はがっしり体型の骨太」が判明してしまった。

ほら、骨が細い方がオンナ的にあれな気がするんです。「骨太な女」って可愛気がない気がするのww

そういえば私、整骨院の先生に『良い筋肉してますね〜!』と何度も感激されたのだった。骨太で良い筋肉のオンナです。

 

入らないと言えば、コレも大変だったわ。


 トゥーリング。

 

インド女性は両方の指に2本ずつするのだそうで。

素材はシルバー。

 

写真を見てお分かりのように、ワタクシの足指は関節は細いのですが、指のアタマがね、とっても分厚いのです。

どれも全然入らず、お店のおっちゃんが『こんな太い指は初めてだよ!』と笑ってたっけ。

買った店で一番ぶっといトゥーリングでした。

 

 

 

 

 

 


インドのお菓子は爆発的衝撃的に甘い。

USAの色鮮やかなケーキも砂糖を噛み締めているように甘かったけれど

インドのは別格。

妙にそそられる色、カタチ、質感…

想像以上の甘さが脳天まで駆け抜けた。

コンデンスミルクをさらに煮詰めて濃くして固めたような。

白砂糖って麻薬だね、もういらない、と思っても 少し経つと何だか食べたくなってくる。。。

インド的機内食でたまに付いて来る、ミント+激甘シロップひたひたカステラ。あれだけはいまだどうしても好きになれない。あれを好きな人がいるんだもんなあ、味覚ってオモシロイ。

 

インドお菓子じゃないスウィーツもありました。

ホントなのか?ベジアイス。

これマジ牛乳使ってないの?って驚くくらい濃厚で美味しかった。確かバニラとフィグのダブルを食べた気がする。


 

緑豊かなマイソールの街。

 アイス屋さんの前通り。


カラッとした暑さの中でアイスを食べると

さっぱりした甘さになるような気がする。

 

 

 

 

この日はお昼ご飯をみんなで食べに街へ。賑やかな街中にあるRRR。

地下の薄暗い部屋に通され、案内された席に着く。ん?


テーブルの真ん中にそびえ立つ、紙ナプキンのタワー。何故にそんなに高くする?

会話するのに邪魔なので脇にどけると、店員が来る度に真ん中に戻す。苦笑。

 

ランチは南インドの伝統、ミールス。インド料理的定食っていうか、ある意味わんこそば的な。

まずはお皿になるバナナの葉を水で湿らせた紙ナプキンで拭きます。


 

そこにお店のおにーちゃんが次々と盛ってくれる。ちょっと見、あれがあれですね。。


 

右手で混ぜまぜしていただきます。


 

ご飯やカレーが何かしら少なくなると、おにーちゃんが有無を言わさず盛ってくれます。もういらない!と言うヒマもなく、間髪入れず盛ってくれます。貧乏性&“出された食べ物は残さず食べる”という日本人気質バッチリなワタクシ、泣く泣く?いただきました。それでも限界に近づいたので断ると、それはそれは悲しくがっかりした表情になります。…いくら食べても値段は同じなのに…

 

今現在はどうなのか分からないけれど、2010年の時は外国人が来ないお店だったから?ミールス、他にも色々サイドメニュー、ミネラルウォーターなど頼んで一人70ルピー、約140円でした。 ビバ!インディア。

 

 

 

 

 

 


はっきり言って、インドで飲むまではチャイってなんぞや?っつー感覚でした。

 

100%果汁のフレッシュフルーツジュースとココア以外、お砂糖や人工甘味料の入った飲み物が苦手で、コーヒーや紅茶には甘みがなくて良し!カフェラテやミルクティーもお砂糖を入れずに飲むのが好きなので、チャイ…砂糖を入れるなんて邪道…と思ってた。

 

2010年の渡印は3月で、南インドは暑さが徐々に増して来る季節。でも夜になると割とカラッと涼しくて。

夜風にあたりながら飲む甘くて熱いチャイがこんなに美味しいなんて!

チャイとココナツジュースにはやられたわ。でもココナツはインド、しかもアシュタンガの練習後だから美味しいってのもある。チャイは帰国してからも作って飲んでます、寒い時限定でね。。。

 

日本でもお店でチャイを飲んだけど、なんか違う。う〜ん、、、違いは牛乳の味にあるとみた。チャイ屋の牛乳がどんなルートで手に入れるのか知らないけれど(今度聞いてみよう)日本のそれと濃さが違う気がする。

 


 

そりゃそうだわ、日本の牛乳は、牛舎に閉じ込め、牛乳を搾る為に牝牛にホルモン剤やら何やら投入して作られてる。インドの牛は基本、放し飼い。街の中でもおかまいなしの放牧(遊牧?」)状態。なので神聖な牛のはずが、売り物を食べてしまうので上の写真のように叩かれちゃったりもする。。。

怒られても牛さんは慌てず騒がず、“ん〜?やれやれ”って感じでのんびり退散。日本の牛たちよりストレスが少ないのは明らか。牛乳も子育て中の牛から搾乳していると以前聞いた。となると美味しいのは当たり前か。

 


 

ゴクラムのチャイ屋っていうかKIOSKみたいな。緑の実はココナツです。おっちゃんがその場で割ってストロー差してくれる。

 

しばらく甘いチャイにハマったけれど、2011年のインドで砂糖抜きのチャイを注文することを覚えてからは、やっぱり甘くないのが好き。笑

 

 

 

バンガロール空港からマイソールへはタクシーを予約しました。

何せマイソールへは車で約6時間の長距離。空港で客待ちしているタクシーに頼んだとしても拒否されるか、ものすごくぼったくられるかのどちらかだというので、shihoさんがマイソールの何でも屋、ムルティに手配を頼んでおいてくれたのでした。

 

ゴクラムにあるムルティのお店。


レンタルバイクの手配や両替もしてくれます。

空港はレートが悪いので、ルピーの手持ちがいくらかあれば町中の信用できるお店で両替するのがオススメ。そしてその場で自分で再計算し、お札を一枚一枚確認すること。

日本からの便だとバンガロール空港へは真夜中に到着します。私たちはドライバーが休憩でチャイスタンドに寄ってもそのまま車の中で休んでました。お水やチャイを買えるくらいのルピーは持っておいたほうが安心かも。

 

マイソールに着いてからは、徒歩かバイクかリキシャ。


ただし、バイクの運転には細心の注意が必要です。日本の交通ルールは忘れましょう!(笑)郷に入ったら郷に従え。奴らはスピードをガンガン出すし、曲芸みたいな運転を車もバイクもします。余談ですが、最近テレビでインドの軍隊が曲芸バイクで行進している様子を見て、妙に納得してしまったのでした。

インドルールを素早く身に付けること、そして何より自己主張が大切です。日本人の美徳、“ゆずりあい”はちょっと忘れておきましょう。

インドではクラクションを盛大に鳴らして運転します。

「オレ後ろにいるぜ!」でビビー

「オレお前抜かすぜ!」でビビビー

「オレ左に曲がるぜ!」でビビビー

道路を渡ろうとしている歩行者に「オレ通るぜ!」でビビー

交通量が多い場所だとクラクションの音で話しが出来ない。。。

 

最初のインドでは正直、荒っぽい運転に恐れをなしバイクは借りず、友人の後ろに乗せてもらったりリキシャで移動しました。


 

リキシャもまた楽し。

 


 

快適とは言えない乗り心地ですが、移り変わる風景がそれをカバーしてくれる。

 


 

 


このおにーちゃんはshihoさんお抱え?のリキシャワーラー。

前年、初めてインドに来て通貨価値がイマイチ把握出来ないまま、(後から考えると)多額のチップを彼に渡してしまい、それに味をしめて?shihoさんの姿を見つけると、「マダ〜ム!マダ〜ム!乗せてくよ!どこでも行くよ!」とやる気満々で寄って来てた。笑

shihoさんと彼のおかげで、あちこち見たいお店を回ってもらって得しちゃった。

 

そういえば、友人もジャイプールで良いリキシャワーラーと友達になり、(彼女は仕事でインド入りしていたのですが)彼のお陰で仕事が順調に進んだそう。

 

一期一会ですな。

 

 

 

 

 

 


 シャラでの練習が終わると、基本的にヒマです。

翌朝の練習までな〜んにもすることがナイ。1ヶ月以上滞在するならば、ヨガスートラやギーターの授業、インド舞踏や楽器なども習える(言語は英語)。これらのお勉強は1ヶ月単位で受けられ、しかも格安。

3年前に行った時は会社員だったので長期休暇は無理、1週間の滞在だったので、ショッピングや散歩をして過ごした。そして一番楽しみだったのがプール。


マイソールのホテルリガリス。

インド的には高級だけど日本より安い。当時プール利用、700円くらいだったかな。タオルやカウチは無料でした。

とにかく昼間は暑いので水際が嬉しい。泳いだり、カウチや芝生に寝転んで読書したりお昼寝したり仲間とお喋りしたり。お腹が空いたらプールサイドにカフェもある。何とも優雅な時間を過ごせるのです。

 

友達が遊んでるのをカウチからぼんやり眺め、寝転ぶとこの景色。


 

ただヨガの練習をするために過ごす毎日。これを贅沢と言わずして何と言おう。

Hari Om!

 

 

 

 

 


アシュタンガヨガの練習は日の出とともに始まります。

が、シャラ(アシュタンガヨガの学校)がopenする期間に世界中から生徒が訪れるので、レジストレーションをする時に、グル(師)から練習開始時刻を告げられます。

生徒は、例えば朝6時から、と言われればその時間にすぐに練習が始められるようにシャラで待つ。

シャラス(現在のグル)か、サラスワティ(シャラスのお母さん)が「next come in!」と言ったら練習場に入ります。

 

練習中には一切水分を摂らず、目や鼻に入って辛いとき以外、汗も拭きません。

お水を飲んでしまうと、もともと持っているアグニ(一人一人が持っている生命の火、力)がヨガの練習によってさらに燃えているのを消してしまうらしい。それに何ていってもお水を飲むヒマがない。

 

なので練習後、生徒たちはシャラの目の前に来るココナッツジュースに群がるのです。


生温いこのジュース、超美味い!ってワケでは全然なく、南インドのこの風土の中で飲むから美味しく思う。練習後のカラダに染み渡る感じ。

飲み終わったらおにーさんにお願いして割ってもらう。そしてカケラで中の白い果肉をすくって食べます。それが好き!

練習して心もカラダもすっきり空っぽの胃に、一日の最初に入って来る食べ物が新鮮なココナッツだなんて嬉し過ぎる。

 

 

 


街はあんなにゴミだらけなのに、インド人の美意識ってオモシロイ。

 

商品のディスプレイに情熱を感じた。

 


 

この花を積む時もこんなカオしてたのかな。


 

 

何だかさ、ちょっとした愛を感じたりするわけです。

あ、あの、商品に対する、ね。

 


 

上手く積み上がってるだろう?的な。

 

 

 

 

 

 


 

blue houseの屋上から、陽が昇るのを毎朝眺めた

 

眠っていた街がざわざわと動きだし目覚めていく

空気の移ろいが好きだった

 

どこかで鐘のようなものが鳴り出し

祈りを捧げる声が街中に響く

 

冷んやりした肌が

朝陽に照らされて温められてゆく

 

今日という日が生まれる

 

今日という日を迎えられたこと

今日も目覚めたこと

この場所にいること

 

自分を取り巻くありとあらゆる存在へ感謝せずにはいられない

 

太陽に祈りを捧げご挨拶する。

 

今日を、ありがとうございます。

 

 

 

 

目的地はここだった。

 

ここまで辿り着きそこで終わるかと思いきや

 

そこには扉があり

 扉の向こうには更なる世界が広がっていた

 




 

私はこの神苑なる世界へと踏み入れたばかりだった

 

 

深遠なる世界へは、いろいろな行き方がある。

 

どれが正解でどれが間違ってるとかはなく

 

どの方法を選ぶかだ。

 

好きなものを選べばいい。

 

私の場合、yogaだった。

 

 

終点と思ったアシュタンガヨガの学校は

始まりの扉だった

 

 



インドに着いてはじめて食べたのがこのターリー。


 バイキング形式、おかわり自由。
素朴なチャパティ、マサラ風味のおかずが美味しかった!

長期滞在組はスパイシーなインド料理に飽き飽きしていたけれど

初めての本場の味
三食イケるほど気に入りました。

ここはネットも通じます。



blue houseから歩いてすぐのAnu's Internet Cafe。